青信号で横断歩道を渡ったら車に跳ねられた。

ある日曜日の朝。

自宅から本町へ行くために自転車に乗っていた途中。
横断歩道を南から北へ向けて青信号で渡ったら、自動車に跳ねられた。

跳ねられた瞬間のことはほとんど覚えてない。
気がついたら、地面に頭をぶつけて転がっていた。
といっても気を失ったわけではなく、車と接触した瞬間がどうだったかを覚えていない程度。

事故を目撃した人がすぐに救急車を呼んでくれたらしく、しばらくして救急車が到着した。
救急車が来るまでの間、とりあえず状況を把握しようと、周りを確認するために起き上がろうとしたが、動かないほうがいいと周りの人に言われたため、とりあえず座り込んだ。
見える範囲を見渡してみると、目の前に自転車が転がっていた。
自分のすぐ横には、跳ねたであろう車が止まっており、運転手が降りてきて「ごめんな」っという声が聞こえた。
頭からはけっこうな出血があり、右肩に激痛がある。
そのあたりで、自分が車にはねられたんだということを理解した。
頭部の出血は止まることなく流れていて座り込んでしまったため、着ている服はすべて血まみれになった。

事故にあったと、理解した瞬間から、自分が死ぬほどではない状態であることもなんとなく理解はしたが、南側の歩道で二人組の女の子がしきりに「怖い、怖い」と連呼していた。
まぁ目の前で交通事故を目の当たりにしたらそりゃ怖いだろうなぁと思ったりした。
意外と自分が事故にあった割に冷静だなぁと内心苦笑した。

救急車が到着して、ストレッチャーで救急車に運び込まれ、体のどこに異常があるかを聞かれた。
とりあえず出血している頭部については、応急処置を取られ、右肩が痛いことだけを告げた。
その他に痛いところとかはないか聞かれたが、とりあえず自分が感じれる中での異常は頭部と右肩だけだった。

応急処置の間に、身分証を聞かれたのでかばんから免許証を救急隊員の人に手伝ってもらいながら提示した。
すぐに病院に搬送されるかと思ったがしばらく警察の到着を待っていた。
しばらくして警察が来なかったため病院に搬送された。

病院に搬送されると、救急車の中で聞かれたのと同じ内容をもう一度聞かれた。
意識の確認のため名前や今日が何月何日なのかとかも聞かれた。
その後すぐに、胸部レントゲンと、痛みを訴えていた右肩のレントゲンをとり、頭部も出血していたためCTもとった。

検査の結果は、頭部には特に異常は今のところ見られないとのこと。
内臓の損傷も特にはなく、右の鎖骨は骨折が見られると診断された。

頭部の裂傷は止血しなかったために14針を縫うことに。
鎖骨の骨折については、救急では対処なしとのことで頭部の縫合を終えたらあとはお帰りくださいとなった。

CTを取った段階では頭部に異常はないが頭を打っているので24時間は様子見が必要で、手足のしびれなどの異常があれば再度病院に行ってくださいとのこと。
鎖骨の骨折と頭の抜糸については紹介状を用意するので、近くの病院で処置してもらってください。

などなど、救急でしかも休日だったためと体も頭は打っているものの鎖骨の骨折のみなので歩くことができるため運ばれた病院での入院はなしだった。

また救急の処置が終わったら看護師から警察に連絡してくれとメモを渡された。

警察に電話をすると、事故の処理のために医師の診断書が必要なので診断書をもらってくれと言われた。
病院に確認すると、休日は診断書は出せないので、紹介状を持って明日他の病院で診察を受けて診断書をもらってくれと言われ、そのことを警察にも伝えた。
それじゃあ診断書がもらえてからまた連絡をくれと言われた。

この時点でおよそ12時過ぎだった。
そして今日に限って予定が2件もあって、うち1件はランチの約束だったため慌てて今日は行けそうにないと連絡を入れた。
とりあえず脳に障害があったりしたらそれはそれでまたややこしいことになるかなぁっと思ったので症状が確定してから話そうと事故にあってという理由は伏せておいた。

もう1件が友人の誕生日を祝うために晩御飯を食べに行くことになっていた。
さすがにこっちは理由なしでは断るわけにもいかないため、事故にあったことを告げて断った。

そんな感じで、とりあえず家に帰り、特に手足にしびれなどの異常はなく翌日を迎えた。

医師の話を信じるなら脳に障害はないってことになる。

その後の話もいろいろとあるけど全部書くと長くなるので別で書こうかな。

とりあえず、自転車乗るときはヘルメットしたほうがいいんだろうなぁっと改めて思った。


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