Webデザイナーがコーディングできないと困る理由

「Webデザイナーがコーディングできないと困る理由」というタイトルでおよそ1年ぶりに開催された俺聞けで発表してきた。

発表の内容は結局のところ個人的な愚痴である。
Webデザイナーと言われている方たちをdisるつもりはない。
そして、困るのはデザイナーではなくコーダー。

デザイナーがコーディングしなければいけないというつもりもない。
だけどWebページは、HTMLで構造化してCSSで視覚化する。
どうやってコーディングするかのイメージがない状態でデザインができあがるとどうなるか。
HTMLは意味のないDIVでネストされ、CSSも複雑化する。

ごくたまにUIをデザインをしてきたりする。
フォームのセレクトのUIを変更するのは大変だ。
以下のサイトを参考にしてもらえればわかると思う。
CSSのappearanceを使ったセレクトボックスのカスタマイズ

現在ではスマートフォンからの閲覧も増えてレスポンシブウェブデザインを採用することも多い。
さすがにこれは本当にコーディングできるだけの知識が必要になる。
メディアクエリの仕組みを理解せずにデザインすることはできないはずだが、ほかのサイトのデザインを参考にすることはできる。
だからコーディングできなくてもデザインはできあがる。
ただしコーディングのコストが考慮されないアレンジが加えられたりもする。

アレンジといえば、スライドバナーも、その一つ。
jQueryなどのスライドバナープラグインは多数存在するのにそのどれにも該当しないデザインにしてくる。
オリジナリティを出したいのだろうが、これを作るのは結構大変だ。
しかもレスポンシブ対応しないといけないのであればなおさらだ。

個人的には、システムとの結合はやるからHTML、CSSはデザイナーが用意してほしい。

俺聞け9で発表してきた

先日8月23日に俺聞けというプレゼンイベントに参加しました。

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Photography by Kenichi Hisaoka

第5回の俺聞けから参加しているのですが、その時に話した内容について、1年ちょっと経つ今の現状はどんな感じなの?っとそれを発表してほしいと頼まれたので、今回の俺聞け9で発表することになりました。

Web関係の話ではないので恐縮してたんですが、主催からの要請なので今回は気にすることなく発表して来ましたが、聞く人はそんな事情は知らないので、こんなこと言われました。

それは置いていおて、発表の内容です。

4Kテレビの買い時は?

いまでしょ!

と、言いたいところですが、ちょっと早いですね。
まぁ、すでに買った人がいるもいるとは思いますが、なぜ今じゃないのか。

4K放送のフォーマットはH.265通称HEVCと呼ばれる圧縮方式が使われます。
現在の地デジやBS/CSのハイビジョン放送で使われているH.262/MPEG2の約4倍の圧縮率。
最近のレコーダーなどにある3倍モード録画で使われているH.264/MPEG4-AVCの約2倍の圧縮率です。

この最新の圧縮方式を現在市販されている4Kテレビのほとんどが非対応となっています。
今秋からリリースされるモデルのほとんどは対応されるようなので、買うのであれば秋にでる最新モデルを買うのがいいのではないかと、そーいう理由です。

4K放送コンテンツ

テレビが4K放送に対応していても、じゃあどこで放送されるのか。

  • 今年の10月からひかりTVが4KのVODを開始予定
  • アクトビラが12月にインターネット経由のVOD※1を開始予定
  • スカパーが来年3月から4K放送をスタート(Ch数などはまだ未定)

地上波デジタル放送

地デジで4K放送がされることは当面ありませんし、今のところ予定もないようです。
その理由として、現在の地デジの帯域は最大17Mbpsです。
4K放送のビットレートは35Mbps程度になるため、帯域不足です。
現在の地上波の割り当てでは、どの局も4K放送を配信することはできませんので、地上波の放送帯域を拡張するか、別の帯域で新たに放送するようにでもしないかぎり実現できないんじゃないかと思います。

まとめ

そんなわけで、4Kテレビを買うならHEVC対応しているものを買ったほうがいいのと、地上波で4Kの放送がされるのは無理かされたとしても当分先になるのでその頃にはまた新しい仕様が必ず必要になるのでその頃には新しく買い換えるしかない。

結果として、購入を検討しているのなら、もう少し待って秋に出るHEVC対応モデルを買ったほうがいい。

余談

すでに4Kテレビを持ってる人でも4K放送を見るのであれば、4K放送対応のチューナーと接続※2がシャープから発売されています。
秋にはソニーからも出るようです。


Sharp AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000

※1:アクトビラのみ現行の4Kテレビでも視聴可能な放送コンテンツです。ただし40Mbps以上の高速インターネット回線が必要となります。
※2:4Kテレビと接続するさいにはHDMIケーブルは2.0をお使い下さい。

俺聞け5に参加してきた

俺聞け5に行って発表してきました。
まじで楽しかった。
発表するまでは不安だったけど、まぁそこそこに笑ってもいただけたようなのでよかったです。
今度はもうちょっとWebな話が出来ればいいなぁ

発表内容は4K-スーパーハイビジョン-

解像度について

名称 解像度 主な用途
DCI 4K 4096×2160 映画、カメラ
4K UHDTV 3840×2160 テレビ放送、テレビ受像機

国内の4K放送のロードマップ

2014年のブラジルワールドカップで4Kでの放送を目指すらしい。
放送ストリームの形式はH.265を採用する予定。
現行のデジタル放送対応テレビではH.265に対応しているものはないため当然テレビは買い換えることになります。
さしあたってはCATVやBS放送が先行する方になるため地デジが4K対応するのは当分先の話になると思います。

現状見ることができる4Kコンテンツ

最近のスマホやデジカメの解像度は800万画素を超えるものが大半なので静止画コンテンツは自分の撮った写真などです。
動画コンテンツは2010年にYouTubeが4Kコンテンツに対応しています。
当然4Kの素材でなければならないため既存のコンテンツが4K画質でみれるというものではないです。

で、現状4Kテレビって買う価値あるの?

個人的な意見としては、現状買ったとしてもテレビ放送はハイビジョンのためアップコンされて見ることが出来るだけです。
それなりに綺麗には見れるようですが、解像度が4倍になったからといって内容が4倍面白くなるというわけではないのでハイビジョン放送が4K放送に完全移行するまでは要らないんじゃないかなって思います。

関西アンカンファレンス

結果からいうとすごく楽しかった。

参加者の人数とほぼ同数の発表枠。

当初発表する気はなかったんですけど
さすがに何か発表せざるおえない感じ(がしただけ)

で、まぁせっかくだからなんか発表しようかと思って
約10年ほど前に学んだ動画圧縮の話をした。

10年前の知識とはいえ、現在地上波デジタル放送はその動画圧縮技術が使われている。

動画圧縮を20分で全て語ることなんてできないし
具体的な構造の話をちょろっとしました。

前準備をちゃんとして他わけじゃない上に
10年前の知識を掘り起こしての発表だったので
聞いてくれてる人には申し訳なく思うくらい何も伝えられてないと思う。

そして懇親会では
親指シフトがしやすいキーボード争奪のじゃんけん大会を勝ち抜き
キーボードをいただきました。

親指シフトのセッションは聞いてなかったので少しばかり申し訳なく思ってます。