俺聞け9で発表してきた

先日8月23日に俺聞けというプレゼンイベントに参加しました。

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Photography by Kenichi Hisaoka

第5回の俺聞けから参加しているのですが、その時に話した内容について、1年ちょっと経つ今の現状はどんな感じなの?っとそれを発表してほしいと頼まれたので、今回の俺聞け9で発表することになりました。

Web関係の話ではないので恐縮してたんですが、主催からの要請なので今回は気にすることなく発表して来ましたが、聞く人はそんな事情は知らないので、こんなこと言われました。

それは置いていおて、発表の内容です。

4Kテレビの買い時は?

いまでしょ!

と、言いたいところですが、ちょっと早いですね。
まぁ、すでに買った人がいるもいるとは思いますが、なぜ今じゃないのか。

4K放送のフォーマットはH.265通称HEVCと呼ばれる圧縮方式が使われます。
現在の地デジやBS/CSのハイビジョン放送で使われているH.262/MPEG2の約4倍の圧縮率。
最近のレコーダーなどにある3倍モード録画で使われているH.264/MPEG4-AVCの約2倍の圧縮率です。

この最新の圧縮方式を現在市販されている4Kテレビのほとんどが非対応となっています。
今秋からリリースされるモデルのほとんどは対応されるようなので、買うのであれば秋にでる最新モデルを買うのがいいのではないかと、そーいう理由です。

4K放送コンテンツ

テレビが4K放送に対応していても、じゃあどこで放送されるのか。

  • 今年の10月からひかりTVが4KのVODを開始予定
  • アクトビラが12月にインターネット経由のVOD※1を開始予定
  • スカパーが来年3月から4K放送をスタート(Ch数などはまだ未定)

地上波デジタル放送

地デジで4K放送がされることは当面ありませんし、今のところ予定もないようです。
その理由として、現在の地デジの帯域は最大17Mbpsです。
4K放送のビットレートは35Mbps程度になるため、帯域不足です。
現在の地上波の割り当てでは、どの局も4K放送を配信することはできませんので、地上波の放送帯域を拡張するか、別の帯域で新たに放送するようにでもしないかぎり実現できないんじゃないかと思います。

まとめ

そんなわけで、4Kテレビを買うならHEVC対応しているものを買ったほうがいいのと、地上波で4Kの放送がされるのは無理かされたとしても当分先になるのでその頃にはまた新しい仕様が必ず必要になるのでその頃には新しく買い換えるしかない。

結果として、購入を検討しているのなら、もう少し待って秋に出るHEVC対応モデルを買ったほうがいい。

余談

すでに4Kテレビを持ってる人でも4K放送を見るのであれば、4K放送対応のチューナーと接続※2がシャープから発売されています。
秋にはソニーからも出るようです。


Sharp AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000

※1:アクトビラのみ現行の4Kテレビでも視聴可能な放送コンテンツです。ただし40Mbps以上の高速インターネット回線が必要となります。
※2:4Kテレビと接続するさいにはHDMIケーブルは2.0をお使い下さい。